蟻通神社は、大阪府泉佐野市長滝に鎮座する氏神鎮守社です。元の境内は、熊野街道(紀州街道)沿いにあり、
紀貫之の物語をはじめ、多くの故事伝承があることで知られています。
広大な社域、長い参道に松並木が続く泉州の古社でしたが、第二次世界大戦下の飛行場建設で、現在地に移転しました。
主な祭神は、大国主命・蟻通明神で、国土開発・五穀豊穣・智恵・孝行の神として氏子崇敬者の方々から篤い信仰を寄せて頂いております。

蟻通神社にゆかりのお話

蟻通神社にゆかりのお話

紀貫之は平安時代前期に醍醐天皇から命を受けた勅撰和歌集
「古今和歌集」の選者4人の中の1人です。
「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」
という有名な「土佐日記」の作者です。
このとき初めて「かな文字」文化・文学をもたらした歴史的価値ある
作品を産み出した傑出した人材です。
土佐に向かう道中、蟻通神社の前を馬上通過しようとして、不敬故、馬が倒れる神罰をうけました。
神社参拝して和歌を詠みあげ献呈しますと、たちまち馬が立ち上がり
土佐へと向かうことができました。

加筆「紀貫之が蟻通神社に立ち寄る場面なのですが、「貫之集」では紀の国より下りて、帰り上りし道にてと記載されています。謡曲「蟻通」では、和歌山の玉津島神社へ参詣する途中に立ち寄ったというお話になっています。いずれも伝承なので真実は不明だと思われます。」
公式HPより引用

<場所>
蟻通神社(ありとおしじんじゃ)
所在地:〒598-0034 大阪府泉佐野市長滝814

ご利益は、商売繁盛、就職成就、厄除け、七五三、お宮参り、受験合格等々らしいです。

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